一日二食

オーケストラホルンというコンビでフリー芸人をやっています。その日起きたことやふと思ったこと、ライブの告知を主に書いていきます。

うまくなれよという意見は抜きで

なんとかM-1一回戦落ちから立ち直りつつある。

結局俺が落ち込んでいるのは決勝に行けなかったからではなく、目先の周りの人達からの評価が気になっていただけであって、チンカス芸人が世間に風穴を開けない限り一回戦で落ちようが二回戦で落ちようが、この世になんの影響も与えない。そう思うことによりなんとかまた前を向くことができた。(焼肉とアルコールとニコチンのサポートも含む)

今年一回戦で落ちたからといって、来年の審査に影響があるわけではない(はず)なので、世間や親の目線を気にせず一本でも多く基地外小噺を考えて、基地外の精度を上げていくしかないのだ。

 

ここ数ヶ月で基地外小噺に関する考えがなんとなく変わってきた。

お笑いを始めたての自分は台本が完璧に面白い基地外小噺をやりたがっていた。お笑いをやるにはあまりにも普通な見た目がコンプレックスだったということもあり、その反動で誰がやってもそれなりに乗りこなせるしウケるものを作ろうと思ってネタを作っていた。

それはそれで今ももちろんやりたい気持ちはあるのだけれど、それをやるにしては自分は漫才が下手すぎた。加えて育った環境で使ってきた言葉が関東弁な時点で関西弁のリズムと語幹の良さに負けるし、先輩の完全な下位互換にしかなれない。そんな中で我を通して誰にでも当てはまる大衆的な武器を持ち続けても、そういうネタは世間に質、量共に十分すぎるものが転がっているわけで。

満員電車に乗らず、着たくもないスーツを着ないでお笑いだけで飯を食おうと思ったら、他人がやっても面白くはないけどその人がやったら面白いものをやった方が美味しいご飯が食べやすいのだ。養成所時代の講師の「自分にしかできないことをやれ」という言葉の意味がやっと1%くらい理解できるようになれたので、初期アバターみたいな僕とアンジェラアキみたいな二人でしかできないものをまた探ってみたいと思う。